Self-Reorganization〜自己をリハビリテーションする〜

理学療法士として働く中での臨床から生まれる思考や学んだことのまとめなど。自身を常に組織化していけるように。

アキレス腱断裂、当事者としての立場から

実は。。。やっちゃいました。。。

アキレス腱。。。断裂しちゃいました。。。

腓腹筋も伸長性があり、自分とはほど遠いと思っていた障害だったのですが、この前の土曜日、前職場で作っていた障害者野球チームの練習でやってしまいました。
打って走り出すその瞬間に、誰かと交錯したような感じがあって転んでしまい、後ろを見ても何もなく。。。とっさに事の重大さに気づき、左のアキレス腱を触ると、あるところにない感じが。。。

周りはリハスタッフばかりだったので固定してもらい、そのまま病院へ。休診時間にもかかわらず診ていただき、トンプソンテストもばっちり陰性でアキレス腱断裂の診断を受けました。
とりあえずその時はシーネ固定だけしてもらい、今日から入院、明日手術となります。
f:id:tyorison:20150616183727j:image

とにかく仕事に関して、多大な迷惑をかけてしまったことを大きく反省しています。労災ならまだしも、プライベートな時間で起こしてしまった怪我で、本当に患者さんにも他の職員にも不利益ばかり与えてしまっています。
ただ起こってしまったことに関しては取り戻しようがないので、復帰後は今以上に貢献していきたいと心から思っています。

また、当事者としてしか経験できない部分も経験できる貴重な機会と捉えて、今後の自分に活かしていかないとと考えています。
とりあえず急性期のリハとして、RICEを意識することはもちろんのこと、早期の復帰、術後の慢性痛を回避するために足趾の運動、触れることのできる部分の接触、メンタルローテーション課題、底屈の運動錯覚課題を積極的に行っています。
いくら足趾の運動をしていても浮腫は簡単に起こってしまうことを経験しています。浮腫に対してはやはりエレベーション(挙上)がbetterはないかと感じています。ただ、メンタルローテーション課題や、運動錯覚課題の後には浮腫の客観的な変化は少ないですが、主観的な軽減(足趾を動かしやすい、張った感じが少ない)を感じています。ここに関してはこれを踏まえて、今後様々なデータをとると面白いかもしれませんね。

まあ今後、こういった当事者としての経験をリハビリテーション従事者の立場から少しずつ記録して残していけたらと思います。