作業をする、ということ
ふと作業療法士協会が提唱する「作業をすることで人は健康になれる」というコトバは、とても理にかなった人間の原理だと感じた。ただ、自分はここで言う「作業をする」ということは「日常生活における自らがすべきこと・したいことなどを当たり前に実践できる」というように捉えている。
作業療法士は、この原理を達成するために作業をすることが重要だと感じるが、上のことを踏まえると、ただただ作業活動をさせるだけではなくそれをできなくさせている原因をしっかりと評価し、取り除いていく必要があると思われる。これはOBP2.0(作業に基づく実践:寺岡、京極)がもっとも近い考えでないかと思う。
理学療法士も、この「作業をする」ということを最終的な目的において介入をしていくことで、作業療法士と協働してリハビリテーションを行えたり、一人でもなんとかリハビリテーションができるのではないかと考える。
これは子どものリハビリテーションでも、高齢者のリハビリテーションでも、痛みのリハビリテーションでも同じではないかな。
うーん、難しい。なかなか新しい職場での自分のスタンスが難しいな。少しずつ、少しずつ…
直接的な経験、誤差
新しい職場で半月が経過しました。まだまだ慣れないことも多いですが、まあまあやっています。
違う職場で働くと、前の職場の良かった所、悪かった所が見えるようになりました。また、新しい職場の良かった所、悪かった所も見えてきます。リハビリテーションに関してもそうです。対象も疾患も違いますし、目標も違います。これだけ違うものが多いと、その誤差からものすごく得るものが多いです。
この誤差から得られることは、想像で得られるものとは比にならなくて、そういった意味で直接的な経験というのはとても大事なんだなーと実感しています。
自分自身、今後も発達障害に関わっていきたいと考えている中で、あえて距離を置いてみて気付くことが出てきているので、ある意味今回の職場の異動は正解だったのかもしれません。
まあでもとにもかくにも目の前の患者さんをよくすることはとても大事なので、まずはしっかりと毎日の臨床をこなしていきましょう。頑張ります。
新年度、新しい職場
勉強会での症例提示
3月26日にうちの職場で定期的に行っている症例検討会がありました。
基本的にグループディスカッション中心の勉強会で、ある程度みんながいろんな意見を出せるんだけど、上の人もいるので自然と毎回同じような帰結になるのがあんまり好きじゃなかったんです。もちろん、今まで言われてきたことは大事なんだけど、どんどん新しいことも知っていかないとなーとも思って。
とりあえず今回自分が症例を提示することになったんだけど、なにかこう風を吹き込みたくてちょっと考えました。割と僕のやってることは、今の職場では僕しかいないし、そういう考えをする人はいなくて。でも、いきなりそういうことを伝えても、今まで認めてきた価値観に揺らぎを与えられたら、とにかく否定されるだけと思ったので、構造構成的?(適切に使えてないかもしれない)な形式で行いました。
簡単に言うと、グループのまとめ、僕自身の提示もそれぞれ同価値のひとつの意見として取り扱い、それら全てを元にもう一度、新たな視点を創発していくみたいな感じです。説明すると伝わりにくいけど、割といい感じで、僕自身はとても満足しました。
まあ否定だけに終わらず、またみんながそれなりに広く捉えて終わることができたっぽいのでよしとしましょう。また今後要検討です。
購入した書籍
とりあえず昨日購入した書籍。
Blogをはじめてみる
新年度から新しい職場に行くのですが、それを目前にBlogをはじめてみます。
思考をまとめること、文章の練習など。主には自身のリハビリテーションですが、誰かに思いが伝われば嬉しいですね。
宜しくお願いします。